挨 拶

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時下、組合員の皆様におかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

また、日頃より土地改良区運営及び各事業の推進に対しご理解ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

平成30年度あぶくま川水系角田地区土地改良区広報第5号発刊にあたり、一言ご挨拶申し上げます。

今年は役員(理事、監事)並びに総代の任期満了に伴い、新たに当選されました役員並びに総代の皆様にお祝い申し上げますと共に、心新たに本土地改良区の発展と事業推進にお力添えを賜ります様ご期待申し上げます。

なお、去る6月27日開催の理事会の席上において、この度、不肖私が再度理事長という大役を仰せつかることになりました。責任の重さに身の引き締まる思いであります。今日まで諸先輩方が英知と努力の積み重ねにより発展させた功績に深謝し、本職の責務を全うすべく、全身全霊を注いでいくことを心に誓ったところであります。

 

今日の農業・農村は、「平成の農業改革」の中、国による生産調整の廃止、TPP等依然として厳しい状況に変わりはありません。そのような中で、国では土地改良区の在り方に関する議論が進められており、これまでの施策によって大きく変化してきている農村構造を、的確に反映するための運営体制強化策等を土地改良法の改正により打ち出そうとしております。これにより、「地域に開かれた土地改良区」を目指していくことが求められております。人の言葉を借りますと「土地改良」という4文字の響きは古いが「日本の命綱」と言う使命は変わらない!日本の食料安全保障を確保して行く為には、農業生産の現場でしっかりと人材が確保される事で、水路、揚水機場等の農業生産基盤が健全な状態で次世代に引き継がれて行くことと信じております。

 

さて、農業競争力強化や農業所得の向上に向けた生産体制の強化には、担い手の育成や農地の利用集積を奨める必要があり、そのためには農業生産基盤の整備が不可欠あります。併せて、老朽化した農業水利施設の機能保全や適時の更新も必要となるものです。国の農業農村整備予算は、平成29年度補正予算と平成30年度当初予算を併せて5,800億円となり着実に回復して参りましたが、計画的に土地改良事業を推進するためには、更なる予算確保に努めていく必要があります。

このようなことから、当土地改良区では上記の課題を踏まえ、安全安心な農産物の安定供給、農業農村の多面的機能を発揮させる、農地、農業用水の地域資源を次世代に継承し、更なる農業農村整備事業を推進する計画であります。

 

一つ目は、国営施設応急対策事業による江尻排水機場の改修を早期に着手することです。江尻排水機場は、本市の優良農地のみならず農業基盤全般を湛水の被害から守り、農業経営の安定に資するとともに、中心市街地の浸水被害を防ぐ地域排水効果も発揮しており、市民の生命と財産を守る役割を担う大変重要な施設でありますが、築造から26年が経過し排水機能に支障を来たしております。事業推進母体である国営土地改良事業「角田地区」推進協議会では、去る3月26日に江尻排水機場の補修に伴う国営施設応急対策工事の事業計画を承認し、平成31年度事業着工要望を決定し、角田市長と共に事業の早期着工と農業農村整備事業予算の十分な確保に向けて国と宮城県へ要望活動を実施しております。

 

二つ目は、農業競争力強化基盤整備事業並びに農地耕作条件改善事業の推進です。現在、角田市尾袋川東地区(85ha)にて事業推進協議会、高田萱場地区(40ha)にて地元世話人会を立ち上げ、角田市と共に早期の事業採択に向けて推進活動を実施しております。ほ場整備事業は、ほ場の大区画化によって担い手農家への農地集積と集団化を加速し、コメの生産コストの大幅削減、高品質、高収益作物の生産などにより、農業の競争力を強化し、成長産業化を加速させる効果が期待されます。また、西根地区で実施している農地耕作条件改善事業では老朽化した暗渠排水等の施設の再整備と併せて、農地中間管理事業を活用した担い手農家間の耕作地の借り換えによる集約化を推進し、担い手農家の営農力強化を図っております。


今後も、組合員負担の抑制のため各種制度、事業を有効活用できるよう、国、県、市町及び農業関係団体と連携を深めながら予算確保に向けて要請活動を行い、役職員一体となり事業を行う所存であります。農業・農村を取り巻く情勢は大変厳しいものがございますが、これからも、経費節減を図りつつ健全な土地改良区運営を目指し、総代・役職員が一丸となって鋭意努力する所存でございますので、皆様方のご支援を賜りますようお願い申し上げ挨拶と致します。

 

                          あぶくま川水系角田地区土地改良区

                                  理事長 亀 谷 久 雄